この雑誌より。
「今、聴くべき名曲100」という特集の曲の個人的な感想を、
書いてみます。
一位 ビートルズ 「抱きしめたい」
元のタイトルは「 I Want To Hold Your Hand 」なので、
「君の手を握りたい」ということなのかなと思いますが、
「抱きしめたい」と言った方がロックっぽいのかなと。
個人的には「君の手を握りたい」というタイトルが好きです。
ほんとは「抱きしめたい」のでしょうけど、そんな強気なことはとても言えなくて、精一杯がんばって「君の手を握りたい」と言う。
鬱屈として、悶々として、そういう気持ちを荒々しいギターリフとか、違和感があるほど綺麗なメロディーに合わせてくれると、素直じゃない自分の心を、慰めたり、奮い立たせたりしてくれる気がします。
ストレートな言葉では、心に響かないんですね。
めんどくさいことです。
2位 オアシス 「リブ・フォーエバー」
ビートルズが1位で、オアシスが2位というのは、
ロッキング・オンだなと思いました。
この曲はニルヴァーナのI Hate Myself and I want to dieという曲へのアンサー・ソングだそうなのですが、
オアシスが出てきた頃は、自分が思春期だったこともあってか、ニルヴァーナ派だったので、あまりオアシスは聞いていませんでした。
今では「Live Forever」も「I Hate Myself and I want to die」もどちらも聞けます。
どちらかに極端になれないのは、凡庸ということなんでしょう。
まあ、凡庸でよかったのかなと。
自分の子供には、どちらかといったらオアシスを聞いて欲しいかなというのが親心としてありますが、
私の子供だけに、ニルヴァーナの方を好みそうな気もします。
3位 ザ・クラッシュ 「ロンドン・コーリング」
その社会に対して、クソだ!っていうような曲を書いてヒットさせるバンドが現れなくなって久しいですが、
何かに対して、クソだ!っていうと、そんなお前はどうなんだ?ってすぐにネットなどで批判をかってしまうので、いいにくいのかもしれません。
俺もクソだ!お前もクソだ!みんなクソだぁぁぁ!目を覚ませ!!
って曲、また誰か書いてくれないかな。
今回はこれで。