2012年06月19日

Blunderbuss Jack White

Blunderbuss Jack White


ゆらいでるなぁ、
と、思った。

かっこよくゆらぐというのは、
とても難しいことだと思う。

人間が演奏した楽器の音を聞いていて気持ちがいいのは、
かっちりしたリズムとかメロディーが、
微妙にずれるところ。

コンピューターじゃないから、
演奏に感情や気分が入ってきてそうなるのだな。

それがゆらぎとして聞こえる。

Jack Whiteはギタリストとして有名だと思うけど、
声のゆらぎ具合も好きだ。


ただ下手でゆらいでいるだけでは、
別にかっこよくはない。

高度な技術に基づいた、
もしくは高度な感情表現に基づいたゆらぎは、
かっこいい。

それを巨大なレベルで達成すると、
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
になる。

強力なゆらぎによって、
重力すらかき消されるような、
錯覚が起きる。
(このアルバムは、レイジと比べれば静かだ。)


それから「ゆらぎ」は、
なんども聞いているうちに身体に染み付いてくるものだと思う。

「ゆらぎ」は初めは違和感として感じられるのだけど、
慣れてくるとその違和感が、
気持ちよくなってくる。


このアルバムにあるような曲を、
こういう曲にあまり接していない人などに、

「これ最高だよ!」

と、言って聞かせてみると、
たいてい、

「なにこれ?」

という反応が返ってくる。

これは確実に、
そういうアルバムだ。
posted by もり at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | アルバムレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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